小学校5年生で英検準2級に合格されたお子さんの親御さんより、今後英検2級以降に向けての語彙力アップについてご相談いただきました
————現在の状況—————————————————–
英検2級過去問で、リスニング9割に対してリーディング5割
就学前はインターナショナルスクールに3年間通い、リスニングは得意
普段から英語スピーキングの機会あり
英検準2級までは過去問の量をこなして合格
英検2級では長文内容とアカデミックな単語に苦戦
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現在までのお子さんの様子を詳しく教えていただき、ありがとうございます
リスニングは級が上がっても難易度は変わらなく感じられるとのこと、得意なのがよく表れています
●リーディングについて
リーディングの長文は、うちは比較的簡単なe-mail問題(パート3A)しか正解できない時期がありました
内容一致問題では、根拠に線引きをすることで正解が増えてきたと思っていましたが、直近の過去問演習ではパート3Bと3Cで正解が1問ずつでした
現在5年生ですが、年齢が解決するのか、違ったアプローチが必要なのか、悩ましいです
※2023年追記※
中学受験終了後に英検2級過去問演習を再開したところ、長文問題はほぼ正解できるようになっていました
長文の空所補充(パート2)と長文の内容一致(パート3)の計18問中、1~2問間違う程度です
間違えた問題も、見直せば、自分で正解を見つけられます
※追記ここまで※
●英単語について
英検級が上がると抽象名詞が増え、日本語の訳語も小学生には耳慣れないものが増えます
その対応策のひとつとして、漢字検定が役に立ったという体験談を紹介します
英検一級道場 講師のコラム より、
「今、明かす勉強方法ー小学4年生英検1級合格までの道のり、奮闘記② 準1級合格」
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/1205400/
3年生のお子さん、英検準一級学習に漢検2級が寄与した、という体験談でした
私は、英語に限らず、子供が知らなさそうな言葉や概念は、押し売りで説明してます
「社会主義体制って分かる?」「検察って分かる?」と、聞いても、子供は面倒なので「分かる。知ってる。前にも聞いた」と言いがちです(うちの場合)
本当にわかっているのか試す質問をすると、子供がキレ出すので(うちの場合)、なるべく簡潔に説明します
英語学習用に買った電子辞書の国語辞典機能も使っています
ところで、長文問題で出てくる、パス単に乗っていないような英単語がありますが、これらは覚えなくても大丈夫だと思います
知らない単語がタイトルになっていたり話題の中心となっていたり繰り返し出現したりすると、焦るかもしれませんが、文章中にその言葉に関する説明が入っている場合が多いです
●学習時間の確保について
高学年、確かに時間が足りません
低学年で下校が早い頃は公園あそびの付き合いが面倒で「早く暗くなって~子供疲れて~」って願っていましたが、今は、のんびり休憩とる子供に時計を見ながらイライラしてます
我が家の英検2級前の時間の使い方ですが、以下のようにして平日の負担を軽減していました
週末に過去問一式➡平日は、それを小分けにして、一週間かけて直す
週末に英作文書く➡平日にそれを音読 など
次男は平日も毎日英作文書いてましたが、そんな風に頑張っていたのが、今では信じられないです
受検日が決まっていたので、頑張れた部分もありました
英単語暗記だけは週末に集中では難しいと感じました
中学受験に向けての理科社会の暗記は、週一回に集中してやっていますが、「理社の意味のある内容」と「暗号同然の英単語」では、まとめて覚えやすさが違います
本当は英単語も無意味な文字列ではなく、語源や派生語で覚えてほしいのですが、解説するとうざがられるので半分諦めてます