母語方式で学習されて3年生で英検準2級を受検予定のお子さんの親御さんより、以下の質問、相談をいただきました
1、過去問でリーディング80%、リスニング90%とれている
ライティングスコアが低くても合格できる?
2、ライティングで理由が思い浮かばない
3、ライティングで文法とスペリングに間違いが目立つ
4、英作文添削
小2のお子さんの親御さんと小3のお子さんの親御さんからもアドバイスをいただきました(ともにお子さんは準2級合格済み)
今回の相談者さんの場合で、目標とすべきライティングスコアと、その取り方についてもコメントいただきました!
相談者さんの学習状況詳細や、他メンバーさんからのアドバイスはLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートからご覧いただくことができます
以下、項目ごとにお答えします
1、過去問でリーディング80%、リスニング90%とれている
ライティングスコアが低くても合格できる?
合格できます
リーディング、リスニングがそれだけ高ければ、ライティングでスペルミスや理由ががぼやけているなどの難あっても合格すると思います
送っていただいたお子さんのライティングを拝見しました
形式通りに書いておられるし、形式主語(it is 形容詞)、動名詞主語(~ing is)、つなぎことば(for example/alsoなど)も使っておられて立派です
ここから(送っていただいた画像で)既に赤が入っている点を直していけば、ばっちりだと思います
4技能バランスよく得点しないと受からなないというのは、建前です
ライティングがとても良くて受かってる年少者が多いイメージですが、もちろん良いのがリーディングやリスニングでもOKです
素点の満点付近とゼロ付近では、素点1点あたりのスコア変動が大きくなります
これが、得意技能があれば受かりやすい理由です
英検ライティングは4つの観点(内容、構成、語彙、文法)で観点で採点されます
準2級では、満点は各4点(素点)、計16点(素点)=600(CSEスコア)
素点16点満点といっても、書いてあれば4つの観点で各1点が最低点と思われ、実質4~16のレンジで採点されている思います
以下2件の英語教室のサイトに関連の内容があります
・ライティング採点基準、最低点について
英検1級道場 講師のコラムより
準1級合格を目指して奮闘する受講者のケーススタディー恐るべし小学4年生
・技能別スコアに偏りがあっても合格している事例
英語塾 ABC ABCブログより
英検準2級 の合格点とは? 何問正解で合格? 6割で合格は本当か? その真実に迫る!
2、ライティングで理由が思い浮かばない
「goodやhealthyなど口頭で答えるレベルで書いてしまう」とのことですが、これは問題ないと思います
2つの理由が思い付かないときは、お金、健康、環境、楽しい(楽しくない)、時間節約(浪費)は定番理由なので、この中からどれか使えないか順番に検討してください
「試験中に思い付くのではなく、持っている道具のどれを使うかを選ぶ」ということです
送っていただいたお子さんの英作文の場合だと、例えば以下のように書くこともできます
First, it is helpful for many students.
This is because they can teach and help each other with their homework.
相談者さんのお子さんは、新しい教材を足さなくても現状十分合格できるレベルだと思いますが、うちで使用した教材が良かったので紹介します
「ジャパンタイムズ 最短合格!英検®準2級ライティング完全制覇」
長男が、2級対策のときに、家庭教師の指示でこちらを使い、16点中15点取れました
長男が「例文暗記をやってから、英作文が書きやすくなった」と効果を感じていて、うれしかったです
実は、同シリーズの英検2級用は以前から買ってあったのですが、子供が文字の細かい紙面をみて「無理!」と言うので、家庭教師の先生が「では、準2級用でもいいよ」とおっしゃって、準2級用を買い足しました
英検2級まで使えるので、今後の参考にはおすすめです
お子さんと相談してみてください
3、ライティングで文法とスペリングに間違いが目立つ
これについては、多くの方が気にされています。もちろん私もです
関連の記事をご覧ください
【C1】小4で準2級に挑戦 英作文で単語を正確に書けない
【C10】英作文スペルミス対策と直前期対策
【C20】小3で準2級受検 スペリング対策したい スペルミスはどのくらいの減点?
4、英作文添削
お子さんの英作文を添削させていただきました
(元の英作文がないので分かりにくいと思いますが、LINEオープンチャット内でのライティング添削の一例として掲載させていただきます)
also~の文は不要
kidsのつづりを直して覚えるよりも、childrenを問題文から写した方がいいです
言い換えは良いことですが、kidsはカジュアルに響きます
ひとつ目の理由で 目に良くない→だから、将来に良くない との展開ですが、
ここのつなぎは、ifではなく、soのほうがいいです
イントロで意見がNoの場合、コンクルージョンでもNoにしてスタンスを統一する必要があります
例)
I do not think 〇〇 is △△.
First, ~
Second, ~
For these reasons, I do not【←ココ。not忘れない】 think 〇〇 is △△.
これは、うちの子も抜けがちで、書き終わった後に見直し項目のひとつにしていました
≪そのほかのライティングの見直し項目≫
初歩(うちはこれ):ピリオド、カンマ、クエスチョンマーク、大文字小文字の使い分け
基本(中学生ならこちらも):冠詞、単数複数、主語の単複と動詞の対応、3単元のs