【C40】小3 英検準2級合格直後の英検2級 ライティングで気を付けること

英検準2級に合格された小学3年生のお子さんの親御さんより、続けて英検2級を受けたいというメッセージをいただきました

小学3年生のお子さん 取り組み状況

・英検準2級に合格したばかり

・この勢いで続けて英検2級をS-CBTで受検予定

・英検2級過去問でリーディング8割、リスニング9割正解

・2級と準2級のライティングの大きな違いは語数と思っていい?

・2級のライティングもこれまで通り簡単な単語だけで書いてもいい?

英検を続けて受けるメリット

勢い、大事ですね!

夏休みに入りますし、お子さん本人がやる気なら英検2級に取り組まないのはもったいないですよね

うちも、従来型英検を小学4年生の秋、冬、5年生の夏と3回連続で受けました

間を空けずに受けて良かったと思っています

英検を続けて受けてみて良かったこと

英検に合格した瞬間が最も子供がやる気になっているので、そのすきに次の級を受ける約束を取り付けられる

英検の級が上がっても問題形式が似ている。せっかく慣れたのだから、レベルを上げて連続して取り組むと効率がいい

スピーキングとライティングはアウトプットの機会が設けにくいので、長くやらないとその間に忘れる

※ただし、今回の質問者さんのお子さんは毎日オンライン英会話に取り組んでおられるので、時間の経過で忘れるよりも成長される方が大きいと思います

英検級を速く進められるパターン

続けて英検の次の級を受けることを、誰にでも勧めるわけではありません

うちの場合は、英検を初めて受けるまでの英語学習期間が4年間と長かったこと、その間に英単語暗記が進んでいたこと、また、5年生以降は中学受験勉強を優先すると決めていたことから、一時期集中して英検に取り組みました

オープンチャットメンバーさんも、英検の級を短いピッチで進められる方が複数おられます

(私が「受かります」「いけます」「小学生でも大丈夫」と、煽るのが一因かと思います。すみません)

メンバーさんの場合は、うちとは反対で、リスニングがとても得意でスピーキングが基本的にできるので、あとは英検形式の受け答えを覚えれば合格する方が多い印象です

英検2級ライティング対策(語彙)

ご質問の件ですが、英検2級でもライティングの記述自体は簡単な言葉で書けばいいです

例)簡単な言葉…busy, important, funなど

観点別得点で語彙点が伸びない可能性がありますが、質問者さんのお子さんは、英検2級過去問でリーディング8割、リスニング9割の実力があるので、ライティングで多少の減点は一次試験合格には影響しません

ライティングでは高得点を狙うよりも、「知っている平易な単語を間違えずに書く」ことを重視してください

うちの長男は、英検2級ライティング対策に英検準2級の問題集を使いました

こちらです

はじめは同じシリーズの2級の問題集を出されたのですが、字が細かかったので親子で渋っていたら、家庭教師に「準2級問題集でもいいよ」と言ってもらいました

プロに言ってもらわなければ、まさか2級対策のために準2級の問題集を買おうなんて思いませんでした

使い方も、本当はすべてのサポート例文(コンテンツブロック)を覚えたほうが良いのですが、「せめて各ページ1文だけ覚える」で家庭教師に許してもらい、そのように取り組みました

例文を覚える学習を進めながら、毎週過去問テーマで英作文を書いてみて、家庭教師の添削を受けていました

その途中で、長男が、「例文を覚えてから英作文が書きやすくなった」と言っていました

英検2級本番では、ライティングは16点満点中15点をもらうことができました

家庭教師からは、「(準2級レベルの簡単な語彙、内容であっても)文法的な間違いがなかったのが良かった」とのコメントをいただきました

英検2級ライティング対策(内容)

小学3年生のお子さんなので、問題の内容を理解してその応答を書かなくてはいけない点を注意してみてあげてください

英検2級ライティング問題では準2級と同じく、生活・環境・教育などが頻出出題分野ですが、やや、主人公が学生から大人に移っています

うちの子が答えられなかった質問の例

・消費者は広告に簡単に影響されすぎか?(2012年第一回 英検2級スピーキングで出題)

・人々はネット上の情報を簡単に信じすぎか?(2018年第一回 英検2級スピーキングで出題)


この他の子供には難しい質問の例として、中学生で英検2級に合格されたオープンチャットメンバーさんのお子さんは「電子投票」についての質問が答えずらかったそうです

ライティングとスピーキングで、同じような問題が出ます

ライティングとスピーキング両方の対策として、スピーキングのQ3、Q4の過去問でたくさんの問題について意見出しの練習をされるといいと思います

たくさんの問題で意見を出してみる理由は、知らないテーマに当たる可能性を下げるためです

スピーキングの過去問を使う理由は、ライティングよりも過去問がたくさん手に入りやすいからです

・英検2級ライティングは2016年度から始まったので、2015年度以前の過去問がない

・スピーキングは6回過去問集に収録されている問題数が多い。ライティングは6題しかないが、スピーキングは試験12回分のQ3とQ4で24題ある

もちろん、スピーキング問題を使わずに、ライティングの問題集やネット上の予想問題を使ってもいいと思います

参考(外部リンク)

英検ライティング予想問題と解答例が見られるサイトです

ESLブログ【英検2級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き!

英検®ライティングお助けページ | 2級

オープンチャットメンバーさんより、英検2級ライティングは語数が増えるだけでなく内容も高度で小学校低学年のお子さんが苦労している、とのコメントをいただきました

小学校低学年で英検2級に取り組んでおられるのがすごいですね!

メンバーさんの体験談やコメントはLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます

【C39】くもんと大手英会話教室併用の小5 英検準2級対策に塾かオンライン英会話を検討

小学5年生のお子さん 取り組み状況

・リスニングが得意

・3か月後に英検準2級を受検予定

・くもん英語と大手英会話教室(対面週1回+オンライン)で学習中。いずれの教室でも英検対策はなし

・英検準2級対策にKimini英会話もしくは塾を検討中

・家で勉強させるのは難しい

文法はくもん、英会話は大手英会話教室で取り組んでおられるのですね

英検の頻出単語と問題形式さえ押さえれば、塾やオンラインレッスンをプラスしなくても英検準2級に合格できるのではないかと感じました

リスニングがほぼ満点ならそれだけでかなりスコアが稼げます

素点(=問題正解数)の満点近くでは、1点の重み(1点当たりのCSEスコア)が大きくなるためです

現状把握 英検過去問の取り組み方

新しい塾を選ばれる際にも、現在の英検準2級問題の出来栄えを塾の先生が指導の参考に知りたいと思います

まずは英検準2級一次試験過去問を1回分解いてみてください

英検の過去問は英検公式サイトから無料で閲覧できます

 ≪英検公式サイトより、過去問 準2級

過去問1回分を数回に分けて取り組んでもいいし、印刷せずに画面で見ながら解いてもいいと思います

ライティングは、準2級の解答の型などをまだ覚えていなければ今は書かなくても大丈夫です

現状把握 英検過去問結果の見方

リーディングパート1(短文の空所補充問題)で知らない単語が多く正当率が低く場合は、英検準2級の単語帳を使えばほぼ確実に正解数が上がります

いったん、15点(75%)位とれる見込みにしてください

ライティングは、特に苦手でなければ素点10~12(60~75%)の見込みで考えてください

ライティングの採点は甘いと言われていて、解答の型や例文を覚えれば点数を取りやすい分野です

※以上は、質問者さんからヒアリングした学習状況等からの得点見込みです。どのお子さんでも簡単に点が取れるという意味ではありません※

≪英検単語帳のおすすめはこちらです≫

トク単を裁断・折り曲げして英単語カードを作り、次男に1日10語ずつ覚えさせました

≪英検ライティング問題集のおすすめはこちらです≫

長男が家庭教師の指示で使い、(準2級対策本なのに)英検2級ライティングで16点中15点取れました

技能別に過去問の素点(正解数)をCSEスコアに換算して、合格ラインと見比べてください

英検準2級一次試験の合格ラインはCSE1322です(満点は1800)

以下、2件の英語教室のサイトに、素点とCSEスコアの換算例が多く掲載されています

参考(外部リンク)

英検一級道場 講師のコラム

目的の級の数字だけを使ってください。末尾に過去回へのリンクあり

ABC ブログ

子供を家で勉強させるのはむずかしい!

子供を家で勉強させるのが難しいとのこと、とてもよく分かります

親がわが子を教えるのは、一般的にとても難しいらしいです

子供が通ったくもん教室の先生は、自分のお子さんたちは初めから別のくもん教室に通わせたそうです

プロの先生でもわが子を教えるのは難しいと知って、子供を家で教えられなくてくもん教室に駆け込んだ私は、なんだか安心しました

うちは年長から家で英語の取り組みをしていましたが、双子の片方が小学3年生で全然いうことをきかなくなりました

家でやっていたワークブックや音読暗唱が一区切りつくまで3か月間は家庭教師にお願いして、その後はくもん教室に通いました

くもんでは、HⅠ教材(中2レベル)からLⅡ教材(高校基礎課程)までを学習しました

くもんで書き慣れていたためもあるのか、英検3級のライティングは家で練習しましたが対策が軽かったため何とかなりました

質問者さんのお子さんも英検3級対策は苦労されていないようなので、同じような感じだったかもしれません

ただ、うちは英会話は不慣れだったので、英検3級から面接練習はたくさんしています

英検準2級のライティング指導は、個別指導塾でやってもらいました

英検2級対策は、4技能全て家庭教師にお願いしました

この間、双子のもう一方は親が教えることに抵抗が少ない感じだったので、2級までずっと家でみました

我が家の英検対策もそういった経緯ですので、質問者さんのお子さんは塾に行かなくても英検準2級合格は難しくないとは思いますが、同時に、塾で対策されるのも全く悪くない選択だと思います

くもん教室での英検対策について

うちの子が通ったくもん教室も、英検対策はやっていませんでした

英検準会場をやっている別のくもん教室にも問い合わせましたが、そちらも英検のサポートはなしでした

ですので、相談者さんお子さんが通っておられるくもん教室では、英検対策はないまでも、英検模試をやってくれるのはうらやましいです

子供が通った教室ではありませんが、以下の英検対策に熱心なくもん教室のブログを参考にしています

参考(外部リンク)

公文式エレガント小野原教室(大阪府箕面市)教室便り

【2018年4月教室だより】ふたつのこころ

くもん教材を利用した英検対策について詳しく書かれています

生徒さんの大学入試までの体験談を多数掲載されています

 

公文式くのきたかべ教室(大阪府富田林市)教室便り

多読の取り組み ワクワク本のせかい

英検準1級こんな勉強法いかが

英検級別の対策について書かれています

多読を推奨し洋書の貸し出しを行っておられます

Kimini英会話を利用されたメンバーさんから、英検準2級一次試験対策はオンラインレッスンよりも単語暗記や英検過去問演習の方が有効だった、との体験談をいただきました

また、他のメンバーさんは、大手英会話教室のプライベートレッスンよりも費用を抑えられるKimini英会話の英検対策レッスンを利用されたそうです

お二方とも、見事英検準2級に合格されています

メンバーさんの体験談やコメントはLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます

【C38】中学生のオンライン英会話と多読

中学2年生で英検準2級に合格されているお子さんの親御さんから、英語力底上げを目的にオンライン英会話かオックスフォードリーディングクラブ(ORC)を検討しているというメッセージをいただきました

高校受験のための塾通いもあり忙しい中での取り組みです

中学2年生のお子さん 取り組み状況

・中学1年時はほぼ毎日オンライン英会話レッスン受講

 テキストはSide by Side3など

 最近は、年頃もあり継続は難しいと感じている

・日本語の小説や本が好き

・オックスフォードリーディングクラブでの多読を検討

 ORTは途中のステージから読むのでも勉強法としてあり?

中学生のオンライン英会話

私も、子供が中学生になったら、多読かオンライン英会話をやってほしいと思っていました!

中学生になると、忙しいし、親の声掛けも届きにくくなると思います

そんな中、昨年度はほぼ毎日オンライン英会話に取り組まれたということで尊敬します

使用されたテキストSide by Sideについて、私はvol.1だけしか見たことがないのですが、学生向けというよりも英語圏で生活する人向け(移民へのESL教育用)だと感じました

英検対策や高校受験対策としては遠回りだと思います

メンバーさんからKimini英会話の口コミをいただいたので、少しだけ紹介します

・真面目に教えてくれる先生が多い

・中学英語を初歩から習えるコースがあったので、簡単なところからスタートできて良かった

・英検3級まではKimini英会話メインの取り組み合格できた(英検準2級は過去問演習やライティング対策に重点をおいて合格)

また、同じく中学生のお子さんがおられる他のメンバーさんから、中学高校で求められている英語の力や中学生の英語学習のモチベーションの上げ方についてコメントいただきました

詳細はLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます

中学生の多読

オックスフォードリーディングクラブ(ORC)について

オックスフォードリーディングクラブ(ORC)は、oxford出版の電子書籍読み放題サービスです

月額990円で利用できます

うちは、子供が3年生の冬から5か月間、ORCを利用しました

Oxford Reading Tree(ORT)のRead with Biff, Chip and Kipperシリーズは、子供が2年生の冬に紙の本で読み始めました

(キッパーと双子の兄と姉、飼い犬のフロッピーが出てくるシリーズです)

ディズニーの英語システムのレッスンに取り組んだ時期とも重なり、子供はフロッピーをプルートと言い間違えたりその逆がありました

ORT(紙の本とCD)が薄いのに高いので、、、2019年秋にORCのサービスが開始したのを知ってORC(電子書籍)に切り替えました

オープンチャットでは、洋書を紙の本と電子書籍のどちらで読むか、またその理由のアンケートを実施しました

こちらも興味深いので、後日まとめたいと思います

ORTは途中から読んでも大丈夫です

ご質問の件ですが、ORTのキッパーのシリーズは、ストーリー的には途中から読んでも全然問題ありません

stage5に『The Magic Key』というタイトルがあり、その辺りだけ、引っ越して新居でマジックキーを見つけるという連続したストーリーになっています

以降は、そのマジックキーで場所と時代を越えて旅をするお話になります

中学生ならORTよりもグレイディッド・リーダーがおすすめ

中学生さんで英検準2級、日本語での読書好きの方なら、ORTのキッパーのシリーズよりも、同じくORCで読めるグレイディッド・リーダーの方がおすすめです

ORTはイラストも大きくて楽しいので、導入には最適です

ただ、ネイティブ向けなので英検には出てこないような単語も出ますし、stage7以降でないと中学生にとっては文章量が少なすぎてストーリーとして楽しめないと思います

また、キッパーのシリーズのTime Chronicles(stage11+、12+)は、ORCには収録されていません

途中のステージから読み始めるとORT収録の最終stage9まで読んでも、読める冊数が限られてしまいます

ORTから読み始める場合でも、ORTstage9を読み終わったらグレイディッド・リーダーのDominoesに移行するなど、ぜひ検討してください

ORC利用中はレベルやシリーズに関係なく収録書籍が全て利用できます

お子さんが気に入る本、読みやすい本を見つけられるといいですね!

ORCで読めるグレイディッド・リーダー

Dominoesは小学校高学年から中学生向け、Oxford Bookworm Libraryは一般向けの読み物です

両シリーズ共、グレイディッド・リーダー(Graded Readers)といって英語学習者用にリライトされているので、自分のレベルに合った本を選べば難しすぎることはありません

オックスフォード出版公式サイトに、英検級とグレイディッド・リーダー各ステージの対応表があります

ディズニーの英語システムのイエローのお話「The Sorcerer’s Apprentice(邦題:魔法使いの弟子)」はDominoesのQuick Starterレベル(英検5~3級とその手前のレベル)にあります

中学生のお子さんがORCを利用されたメンバーさんからもORCの口コミをいただきました

・ORCを利用して、とても良かった

・息抜きになる、英語を読む速度は上がる、洋書に移行していく足掛かりになる

・ORTのはじめの方は短時間で読めるので、中学生でも最初から読むのがおすすめ

・ORTステージ9では1話1200~1500あるので、模試などの長文を短く感じるようになる

メンバーさんのコメント詳細はLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます

うちも同じことを感じました

ORCなどでお話を読んでいたおかげで、英検の長文問題を抵抗なく読めたと思います

英検3級→準2級→2級と順に取り組みましたが、この間、長文問題が長いとの苦情は出たことがありません

参考(外部リンク)

多治見市図書館英語多読資料

ORTの各タイトルの語数を確認できます