4年生3学期 英検単語帳と単語アプリのレビュー

2021/3/8(月)

単語チェックに使っているアプリFlushcards Deluxeは、家庭教師のおすすめで使い始めました

(うちでは活用できていませんが)以前に間違えた問題を時間が経ったら出題してくれる機能が独特で良いそうです

アプリに入れているデータは家庭教師の指定単語帳で「旺文社英検2級でる順パス単」です

パス単は書籍も買いましたが、最初からアプリのフラッシュカード機能とクイズ機能で学習させているので、子供が本を開くことはありません

英検単語帳は、3級と準2級では「学研ランク順英単語英検〇級」を、アプリはこれに対応の無料アプリを使いました(無料アプリがあったので、学研の単語帳を選びました)

英検単語帳比較

単語帳の使い勝手は、旺文社と学研で違いは感じませんでした

個人的には、次男に使っている「コスモピア トク単英検2級 解いて覚える英単語」がお気に入りです

一般的な単語帳では1語1訳で和訳を覚えたかチェックする使い方になりますが、「トク単」はその名の通り、英検リーディングパート1を解くのとそっくりの形式です

和訳を参考に、フレーズや文章の穴埋め形式で英単語を答えさせます(ヒントに英単語の頭文字が与えられています)

英検 単語帳のおすすめ「トク単」

単語アプリ比較

学研 英検英単語アプリ

無料。本を買わなくても使える

自分でデータをセットする必要がない

間違えた問題を自動で振り分けてくれて、再チェックできる

ステージごとに成績がブロンズ、シルバー、ゴールドの王冠マークで表示されて、達成度が分かりやすい

Flushcards Deluxe

速い。短い時間で多くの単語をテストできる

自分でデータをセットする必要がある(スプレッドシートをダウンロードする)

自分でデータを編集できる(苦手なものだけを集めたセットを作る、和訳でなく類義語で登録する、など)

間違えた問題を自動で振り分けてくれて、再チェックできる

英語の友

旺文社のアプリ「英語の友」は無料で利用できる範囲でしか使ったことがありません

クイズ機能以外についてのレビューになりますが、単語帳「でる順パス単」との併用にとても便利です

アプリ「英語の友」内で、でる順パス単は書籍不要で単語リストと音源が利用可能です

(旺文社過去問集の音源取得には書籍の購入が必要です。書籍によって異なるのでご注意ください)

私は「読めない単語は知らない単語」だと思っているので、子供に単語帳の見出し語を読ませて、読めなかった単語をアプリ「英語の友」の単語リストにチェックを入れて発音リピートさせていました

この時の再生スピードとポーズ時間を調整できるので、多くの単語を短い時間で回せるので便利です

自分が英検1級を受ける前は、アプリ「英語の友」で「英検1級でる順パス単」の英単語のみのリストを表示させて、ひたすら和訳をメモ、100個毎位に書籍で答え合わせ、ということをやっていました

書籍だと赤シートを被せても派生語とか見えてしまうので、アプリ「英語の友」は純粋な単語リストとして重宝してました

子供の習い事送迎の待ち時間

英検1級対策は、次男の水泳レッスン中の待ち時間は勉強時間と決めてやってました

送迎が車で片道30分といったん家に帰ることができない距離だったので、ガラス越しに水泳中のキッズを眺めながら勉強していました

1月まで英検準2級ライティング対策で長男が通っていた個別指導塾も、家から車で30分くらいの場所でした

駅前とかではなく、大きめの道路沿いにポツンとある場所です

夫が送迎してくれていて、60分のレッスン時間中はマクドナルドで待っていたそうです

「マクドナルドで人間観察している」と言っていましたが、毎週1時間、特に何もせずに一人でマックにいる中年男性は、人間観察「される」方だったらどう思われてたんですかね、、

そのような人が居たら、子供の塾待ちかもしれません。怪しまないでください

英検合格に必要な点数の計算方法(素点-CSEスコア)

2016年度からの英作文導入とCSEスコア導入により、英検の合否予想が複雑になりました

子供の英検2級過去問の成績を例に、英検一次試験合格に必要な問題正解数(素点)の予想方法を説明します

英検合否判定ルールの基礎知識

英検では、問題に正解した数ではなく、英検CSEスコアによって合否判定がなされます

英検CSEスコアの説明と、各級の合格基準スコアは英検公式サイトのこちらのページをご覧ください

英検2級では、リーディング(R)、リスニング(L)、ライティング(W)、スピーキング(S)のそれぞれのCSEスコアは満点で650です

英検2級一次試験の合格基準は、リーディング(R)、リスニング(L)、ライティング(W)のCSEスコアの合計が1520以上です

英検2級二次試験の合格基準は、スピーキング(S)のCSEスコアが460以上です

合格基準CSEスコアは英検協会が公表している合格ラインであり、英検回によって変わることはありません

(以下、補足)

一次試験の合否は単純にR、L、Wの3技能のCSEスコア合計で判断され、各技能について足切りのような設定はありません(「3技能のバランスよく得点しないと受からない」と言われる場合がありますが、この合計スコアを満たしていれば関係ありません)

これは、スピーキング(S)を含めた4技能を同日に行うS-CBT形式で英検を受けた場合も従来型英検と同じです

S-CBTも一次試験の合否と二次試験の合否が別々に判定され、両方合格で初めてその英検級に合格となります。二次試験のみ不合格の場合は、一次試験免除も受けられます

繰り返しになりますが、注意として、S-CBTであってもスピーキングのスコアは二次試験の合否判定にのみ反映されます。つまり、スピーキングが満点でも、一次試験合格のための補填にはなりません

英検合格見込み、合格必要点の計算方法(CSEスコア換算)

自分で確認できるのはリーディングとリスニングの英検問題の正解数です

英検合否判定基準は英検CSEスコアです

このため、合否見込みを知るためには正解問題数(素点)CSEスコアの換算を行う必要があります

正解問題数(素点)CSEスコアの換算について英検協会が正式に出しているデータはありません

英検受検者の実績を集めて公開している英語教室さんのサイトから、近い数字を探して拾ってきます

ただし、英検回によって換算が異なるため、複数の換算例をみて、おおよそのCSEスコアを予想することしかできません

このとき、正解問題数(素点)CSEスコアの換算で参照する数字は、必ず、調べたい級と技能(R/L/W/S)の数字を使ってください

CSEスコア換算を見られるサイト(外部リンク)


・ABCブログ

・英検一級道場 講師のコラム

・フル-Eng

(以下補足)

正解問題数(素点)CSEスコアの値は比例関係ではなく、また英検問題によっても変わります

2020年度第一回英検の中でも、本会場、準会場(金曜日)、準会場(土曜日)などのそれぞれで、同じ20問正解でも、そのときのCSEスコアは同一とは限らないという事です

問題の難易度のブレを吸収してCSEスコアが決まる仕組みになっているようです

リーディングとリスニングの現状から、ライティングに必要な点数を調べる

英検2級過去問成績例

リーディング 38問中17問(45%)

リスニング 30問中17問(57%)

こちらの英検2級本番2か月前の過去問結果について、みていきます

CSEスコア換算を見られるサイトから、英検2級について、リーディング17問とリスニング17問のCSEスコアを調べます

CSEスコア換算を見られるサイト(外部リンク)


・ABCブログ

・英検一級道場 講師のコラム

・フル-Eng

英検2級リーディングで17問正解はCSEスコア500程度、リスニングで17問正解はCSEスコア490程度であることが分かりました

リーディングとリスニングのおおよそのCSEスコアが分かったら、合格に必要なライティング(W)のスコアを計算します

英検2級一次試験(R、L、W)の合格CSEスコアは1520です

ライティング必要スコア計算例

1520(合格点)-500(R)-490(L)=530(Wで必要なスコア)

次に、ライティングで必要なCSEスコア530が、素点で何点に相当するのかを調べます

再び、CSEスコア換算を見られるサイトに行って近い数字を探し、英検2級ライティングのCSEスコア530は素点で12~13(16点満点)であることが分かりました

ライティング採点の4観点と得点例

ライティングの採点は、内容、構成、文法、語彙の4つの観点別に評価され、各4点満点(計16点満点)です

ライティング12点の観点別得点例

内容3、構成3、文法3、語彙3

ライティング12~13点(75~81%)はボーダーなので、もう少し余裕をもって送り出したいところです。例えば14点です

ライティング14点の観点別得点例

内容4、構成4、文法3、語彙3

いくら英検のライティングの採点が甘いと言っても、うちの子たちに文法および語彙で4点満点は期待できません。(できるような教育をしてきていません)

と、なると、内容と構成の両方で4点満点を取らないと、合計14点には届きません

採点者(採点AI)によっても採点結果がばらつくことや、問題によっては子供の知識が少ない分野で十分な内容を書けないことも心配です

ライティングで14点を取るのはうちの子たちにはあまり現実的な目標ではなく、やはりリーディングとリスニングを底上げしたいです

約2か月後の英検本番当日までに、ライティングで16点中10点(63%)もらえば受かるくらいのリーディングおよびリスニング正答率に仕上げて送り出したいです

ライティング10点の観点別得点例

内容3、構成3、文法2、語彙2

ライティング10点の場合にリーディングとリスニングで必要な点数を調べる

ライティングが10点で合格できるリーディングとリスニングの正解数はどのくらいでしょうか

先ほどの逆を行うと分かります

CSEスコア換算を見られるサイトでみると、英検2級ライティングの素点10点はCSEスコア500位でした

R+L必要スコア計算例

1520(合格点)-500(W)=1020(R+Lで必要なスコア)

リーディング(R)とリスニング(L)のCSEスコアの内訳は不問ですので、お子さんが点数を取りやすい内訳で目標を設定すると良いです。小学生で英検3級以上、中学生で英検準2級以上に挑戦されるお子さんは、リスニングが得意な方が多いと思います

うちの場合は、R、Lの正答率が同じくらいなので、CSEスコア換算を見られるサイトでRとLでそれぞれCSEスコア510が得られる素点(問題正解数)を調べます

リーディングは38問中24問(63%)、リスニングは30問中21問(70%)でした

子供の過去問成績とあわせてみてみると、

リーディング24問(63%)には、
17問(45%)からあと7問UP必要

リスニング21問(70%)には、
17問(57%)からあと4問UP必要

このように分かり、目標設定のヒントになります

ここからは、「では、各技能のどの大問で何個正解数を上げるのか、そのために何を行うのか」という話になります

この一連の作業が面倒な場合は、英検問題で練習は続けながら何回か英検を受けてライティング高得点で合格を狙うのもいいし、細かいことを気にしなくても合格できる力をつけてから受けるのもいいと思います

英検3級 英作文練習シート使用例(2)

英検3級英作文の解答例(練習シート使用例)をもう一つ載せておきます

英検3級 英作文練習シートの使用例(2個目)

質問は英作文問題導入時に英検協会から出ていた例題です

小学校4年生の子の解答例になります

赤枠=選んだフレーズ、赤字=自分で書いた部分

黄色ハイライトの部分を取り出してつなげ、英作文を清書します

3級英作文練習シートより清書

I like to go camping on sunny days. I have two reasons. First, it is fun to go camping with my brother, friends, and my cat. Second, I like to eat outside. [32語]

〇ポイント

with my brother, friends, and my cat. と、仲間を羅列して文字数を稼いでいます

AとBとC(AやBやC)の英語での書き方は、A, B, and Cとなります

(A and B and Cとしないように注意)

練習シートの閲覧、ダウンロード

練習シートの詳しい使用方法と使用例(1個目)

こちらの例をご覧になって、英検3級の英作文は難しくないと感じていただけたら嬉しいです