【英語多読】おうち英語で本が読めるようになるまで~英検準1級取得後現在

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小学4年生 英検準1級取得頃の愛読書

現在10才の子どもが、どのように読めるようになったかについての投稿です。

本、CDのタイトルについては、できるだけシリーズものをあげるようにしました。

ほぼ全てにおいて、この他沢山の本がでていますので、必要に応じて検索してください。

教材、書籍の情報が古い場合があります。また、URLは代表的なものだけを載せています。

2才 おうち英語開始


YouTubeや市販のCDを使ってnursery rhymeをかけ流し

「Wee Sing」「Super Simple Songs」など

3才 読み聞かせ開始


「Oxford reading tree(ORT)」「Berenstain Bears」など

年中 フォニックス開始

我が家はJolly Phonicsを使用。

ジョリーフォニックスは、多感覚刺激で文字と音を結びつけやすくするフォニックスのやり方です。やり方は、CDを流しながら一緒に歌う程度でした。

年長 サイトワード

夏休みにまとめてSight Wordに取り組む。

平行して読み聞かせにも使ったOxford Reading Treeをレベル1+から自力読み。当時は電子版のORCはなかったので、紙の本を大量にかいました。

<取り組みのモチベーションを上げる工夫>
サイトワードとORTの表紙に予めシールを3枚貼って、1回読むごとに1枚はがして、ノートに貼りました。子どもにとっては、この見える化は、とても効果があるようです。

年長終わりころ


Raz-kids開始 レベルAA~

伴走の先生にはいって頂いてラズキッズ レベルD(ネイティブの小学校一年生レベル)からと提案されましたが、結局全然読めなくて、ラズキッズ レベルAAから全てやり直しました。

この頃読んでいた本「Step into Reading」「I can read!」「Ready to Read」など

小1

Razkids1000冊~ JET英検1級

この頃読んでいた本 「Dolphin Readers」「National Geographic Readers」など

小2

RazkidsレベルO~P 英検2級合格(バンド+7)

RazkidsレベルでKに達していたら英検準二級に受かるだろうと思って、一旦そこを目標にしてましたが、かなり余裕の合格でした。

英検準二級に合格した次の回で二級もに合格。

この頃読んでいた本「100 Things to Know About 」「Descendants」関連本など

小3

Razkidsをやめる

この頃読んでいた本「SDGs」関連(日本語版含む)、「For Beginners」など

小学3年生の英検準1級対策 使った本と勉強方法もご覧ください

小4


英検準1級合格(バンド+2)

この頃読んでいる本「Everything You Need To Ace」など

小学4年生 英検準1級取得頃の愛読書もご覧ください

Everything You Need To Aceシリーズ出版社はBrain Questと同じWorkman Publishing社

”They make learning fun and are the perfect next step for every kid who grew up on Brain Quest.(ブレインクエストの次のステップにぴったり)”
Everything You Need to Aceシリーズ説明より

~メンバーさんのプロフィール~
基本的に英検特有の対策はしないという方針で進め、小学2年生で英検2級に合格。2年生の終わりからは準1級を視野に入れた本選び、英語学習にシフトされ、小学4年生で英検準1級に合格!
英語多読の以外にはインターナショナル幼稚園のサタデースクール、オンライン英会話(年長時にOxford Let’s Go、小学1年生時にSide by Side)、小学2年生から4年生まではネイティブの先生のプラベートレッスンを受講されました

多読で英検合格

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英語本紹介のまとめページはこちら

英検合格に必要な点数の計算方法(素点-CSEスコア)

2016年度からの英作文導入とCSEスコア導入により、英検の合否予想が複雑になりました

子供の英検2級過去問の成績を例に、英検一次試験合格に必要な問題正解数(素点)の予想方法を説明します

英検合否判定ルールの基礎知識

英検では、問題に正解した数ではなく、英検CSEスコアによって合否判定がなされます

英検CSEスコアの説明と、各級の合格基準スコアは英検公式サイトのこちらのページをご覧ください

英検2級では、リーディング(R)、リスニング(L)、ライティング(W)、スピーキング(S)のそれぞれのCSEスコアは満点で650です

英検2級一次試験の合格基準は、リーディング(R)、リスニング(L)、ライティング(W)のCSEスコアの合計が1520以上です

英検2級二次試験の合格基準は、スピーキング(S)のCSEスコアが460以上です

合格基準CSEスコアは英検協会が公表している合格ラインであり、英検回によって変わることはありません

(以下、補足)

一次試験の合否は単純にR、L、Wの3技能のCSEスコア合計で判断され、各技能について足切りのような設定はありません(「3技能のバランスよく得点しないと受からない」と言われる場合がありますが、この合計スコアを満たしていれば関係ありません)

これは、スピーキング(S)を含めた4技能を同日に行うS-CBT形式で英検を受けた場合も従来型英検と同じです

S-CBTも一次試験の合否と二次試験の合否が別々に判定され、両方合格で初めてその英検級に合格となります。二次試験のみ不合格の場合は、一次試験免除も受けられます

繰り返しになりますが、注意として、S-CBTであってもスピーキングのスコアは二次試験の合否判定にのみ反映されます。つまり、スピーキングが満点でも、一次試験合格のための補填にはなりません

英検合格見込み、合格必要点の計算方法(CSEスコア換算)

自分で確認できるのはリーディングとリスニングの英検問題の正解数です

英検合否判定基準は英検CSEスコアです

このため、合否見込みを知るためには正解問題数(素点)CSEスコアの換算を行う必要があります

正解問題数(素点)CSEスコアの換算について英検協会が正式に出しているデータはありません

英検受検者の実績を集めて公開している英語教室さんのサイトから、近い数字を探して拾ってきます

ただし、英検回によって換算が異なるため、複数の換算例をみて、おおよそのCSEスコアを予想することしかできません

このとき、正解問題数(素点)CSEスコアの換算で参照する数字は、必ず、調べたい級と技能(R/L/W/S)の数字を使ってください

CSEスコア換算を見られるサイト(外部リンク)


・ABCブログ

・英検一級道場 講師のコラム

・フル-Eng

(以下補足)

正解問題数(素点)CSEスコアの値は比例関係ではなく、また英検問題によっても変わります

2020年度第一回英検の中でも、本会場、準会場(金曜日)、準会場(土曜日)などのそれぞれで、同じ20問正解でも、そのときのCSEスコアは同一とは限らないという事です

問題の難易度のブレを吸収してCSEスコアが決まる仕組みになっているようです

リーディングとリスニングの現状から、ライティングに必要な点数を調べる

英検2級過去問成績例

リーディング 38問中17問(45%)

リスニング 30問中17問(57%)

こちらの英検2級本番2か月前の過去問結果について、みていきます

CSEスコア換算を見られるサイトから、英検2級について、リーディング17問とリスニング17問のCSEスコアを調べます

CSEスコア換算を見られるサイト(外部リンク)


・ABCブログ

・英検一級道場 講師のコラム

・フル-Eng

英検2級リーディングで17問正解はCSEスコア500程度、リスニングで17問正解はCSEスコア490程度であることが分かりました

リーディングとリスニングのおおよそのCSEスコアが分かったら、合格に必要なライティング(W)のスコアを計算します

英検2級一次試験(R、L、W)の合格CSEスコアは1520です

ライティング必要スコア計算例

1520(合格点)-500(R)-490(L)=530(Wで必要なスコア)

次に、ライティングで必要なCSEスコア530が、素点で何点に相当するのかを調べます

再び、CSEスコア換算を見られるサイトに行って近い数字を探し、英検2級ライティングのCSEスコア530は素点で12~13(16点満点)であることが分かりました

ライティング採点の4観点と得点例

ライティングの採点は、内容、構成、文法、語彙の4つの観点別に評価され、各4点満点(計16点満点)です

ライティング12点の観点別得点例

内容3、構成3、文法3、語彙3

ライティング12~13点(75~81%)はボーダーなので、もう少し余裕をもって送り出したいところです。例えば14点です

ライティング14点の観点別得点例

内容4、構成4、文法3、語彙3

いくら英検のライティングの採点が甘いと言っても、うちの子たちに文法および語彙で4点満点は期待できません。(できるような教育をしてきていません)

と、なると、内容と構成の両方で4点満点を取らないと、合計14点には届きません

採点者(採点AI)によっても採点結果がばらつくことや、問題によっては子供の知識が少ない分野で十分な内容を書けないことも心配です

ライティングで14点を取るのはうちの子たちにはあまり現実的な目標ではなく、やはりリーディングとリスニングを底上げしたいです

約2か月後の英検本番当日までに、ライティングで16点中10点(63%)もらえば受かるくらいのリーディングおよびリスニング正答率に仕上げて送り出したいです

ライティング10点の観点別得点例

内容3、構成3、文法2、語彙2

ライティング10点の場合にリーディングとリスニングで必要な点数を調べる

ライティングが10点で合格できるリーディングとリスニングの正解数はどのくらいでしょうか

先ほどの逆を行うと分かります

CSEスコア換算を見られるサイトでみると、英検2級ライティングの素点10点はCSEスコア500位でした

R+L必要スコア計算例

1520(合格点)-500(W)=1020(R+Lで必要なスコア)

リーディング(R)とリスニング(L)のCSEスコアの内訳は不問ですので、お子さんが点数を取りやすい内訳で目標を設定すると良いです。小学生で英検3級以上、中学生で英検準2級以上に挑戦されるお子さんは、リスニングが得意な方が多いと思います

うちの場合は、R、Lの正答率が同じくらいなので、CSEスコア換算を見られるサイトでRとLでそれぞれCSEスコア510が得られる素点(問題正解数)を調べます

リーディングは38問中24問(63%)、リスニングは30問中21問(70%)でした

子供の過去問成績とあわせてみてみると、

リーディング24問(63%)には、
17問(45%)からあと7問UP必要

リスニング21問(70%)には、
17問(57%)からあと4問UP必要

このように分かり、目標設定のヒントになります

ここからは、「では、各技能のどの大問で何個正解数を上げるのか、そのために何を行うのか」という話になります

この一連の作業が面倒な場合は、英検問題で練習は続けながら何回か英検を受けてライティング高得点で合格を狙うのもいいし、細かいことを気にしなくても合格できる力をつけてから受けるのもいいと思います

【C33】スペリング習得には個人差あり 英検では完璧じゃなくても大丈夫

Lineオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」では、英検ライティングで英単語のつづりを間違う悩みが繰り返し話題に上がっています

これまでに出ている対策

・簡単な単語を使う

・使いまわせる単語、表現に数をしぼって練習する

これまでに出ている安心材料

・英検ライティングでは(その級のレベルより)簡単な単語で書いていい

・スペルミスがあっても即大幅な減点とはならない

上記をふまえて、さらなる悩み

・スペリングが得意な子と、苦手な子がいる。苦手な子は苦手

・単語数をしぼって繰り返し練習しているのに間違う

・フォニックスで学んだ範囲は書けるが英検準2級単語をカバーできない

・英検を通して子供の自己肯定感を高めたいのに、スペルミスを注意してしまい逆効果では?と心配

フォニックスの知識をスペリングに活かしておられるお子さん、素晴らしいです!

(メンバーさんの詳細な状況を省略していますが、実際とてもよく勉強しておられて、成果が出ています)

私も、子供たちにフォニックスを利用して英単語を書いてほしいと常々思っていて、セルム英語児童研究会のライティング教材「Time for Spelling」を購入しました。(使うタイミングを逃して、もう中学生になってしまいました)

セルム英語児童研究会の「B.B.カード」は結構使いました!

参考(外部リンク)

セルム英語児童研究会 教材のページ

B.Bカードは、イラストがかわいいこと、文法教材でもあること、サイレント部分は×で表すなど独自の発音記号を用いているので、発音記号を読めなくても使えることから採用しました

兄弟でビンゴゲーム勝負をして、ビンゴの数だけ小さいお菓子をあげていました

ライティングがスペリングを意識するきっかけになる

小学生でスペリングが完成しなくても、正しいスペリングで書こうとすることに意味はあると思います

自分で正確につづれない英単語でも、読むだけなら知っている単語から候補を探して一致させながら読むので、読めてしまいます(ときどき音が似ている単語に読み違える事から、そうしているのだろうと推測します)

自分で書いてみて初めて、リーディング中に「この単語はこういうつづりなのか」という目で、単語のつづりを見るのではないかと思います

うちの英検対策時のスペルミス対策

うちの子も、英検対策中、英単語のつづりを間違え続けました

前回までに間違えた単語のテストをしてから、その日の分の英作文(新しいテーマ)に取り掛かるルーチンにしていました

新しく英作文を書くと、また新たなスペルミスが発生します

英検本番前日まで間違えた単語のスペルチェックをしていましたが、完璧になることはないだろうと半分あきらめていました

ただし、イントロとコンクルージョンで使う定型表現を決めていたので、この中でのスペルミスは許しませんでした

「In my opinion」 の「opinion」、「I strongly believe」の「strongly」と「believe」などです

オープンチャットメンバーさんより、英検準2級合格済みのお子さんの体験談や、中学校進学以降の体験談をいただきました

おおむね「英検で小学生がスペルミスしても全然大丈夫。聞けて話せてすごい!」という内容です

オープンチャットメンバーさんの取り組み状況やコメントは、LINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることが出来ます