英検準2級に合格された小学3年生のお子さんの親御さんより、続けて英検2級を受けたいというメッセージをいただきました
小学3年生のお子さん 取り組み状況
・英検準2級に合格したばかり
・この勢いで続けて英検2級をS-CBTで受検予定
・英検2級過去問でリーディング8割、リスニング9割正解
・2級と準2級のライティングの大きな違いは語数と思っていい?
・2級のライティングもこれまで通り簡単な単語だけで書いてもいい?
英検を続けて受けるメリット
勢い、大事ですね!
夏休みに入りますし、お子さん本人がやる気なら英検2級に取り組まないのはもったいないですよね
うちも、従来型英検を小学4年生の秋、冬、5年生の夏と3回連続で受けました
間を空けずに受けて良かったと思っています
英検を続けて受けてみて良かったこと
英検に合格した瞬間が最も子供がやる気になっているので、そのすきに次の級を受ける約束を取り付けられる
英検の級が上がっても問題形式が似ている。せっかく慣れたのだから、レベルを上げて連続して取り組むと効率がいい
スピーキングとライティングはアウトプットの機会が設けにくいので、長くやらないとその間に忘れる
※ただし、今回の質問者さんのお子さんは毎日オンライン英会話に取り組んでおられるので、時間の経過で忘れるよりも成長される方が大きいと思います
英検級を速く進められるパターン
続けて英検の次の級を受けることを、誰にでも勧めるわけではありません
うちの場合は、英検を初めて受けるまでの英語学習期間が4年間と長かったこと、その間に英単語暗記が進んでいたこと、また、5年生以降は中学受験勉強を優先すると決めていたことから、一時期集中して英検に取り組みました
オープンチャットメンバーさんも、英検の級を短いピッチで進められる方が複数おられます
(私が「受かります」「いけます」「小学生でも大丈夫」と、煽るのが一因かと思います。すみません)
メンバーさんの場合は、うちとは反対で、リスニングがとても得意でスピーキングが基本的にできるので、あとは英検形式の受け答えを覚えれば合格する方が多い印象です
英検2級ライティング対策(語彙)
ご質問の件ですが、英検2級でもライティングの記述自体は簡単な言葉で書けばいいです
例)簡単な言葉…busy, important, funなど
観点別得点で語彙点が伸びない可能性がありますが、質問者さんのお子さんは、英検2級過去問でリーディング8割、リスニング9割の実力があるので、ライティングで多少の減点は一次試験合格には影響しません
ライティングでは高得点を狙うよりも、「知っている平易な単語を間違えずに書く」ことを重視してください
うちの長男は、英検2級ライティング対策に英検準2級の問題集を使いました
こちらです
リンク
はじめは同じシリーズの2級の問題集を出されたのですが、字が細かかったので親子で渋っていたら、家庭教師に「準2級問題集でもいいよ」と言ってもらいました
プロに言ってもらわなければ、まさか2級対策のために準2級の問題集を買おうなんて思いませんでした
使い方も、本当はすべてのサポート例文(コンテンツブロック)を覚えたほうが良いのですが、「せめて各ページ1文だけ覚える」で家庭教師に許してもらい、そのように取り組みました
例文を覚える学習を進めながら、毎週過去問テーマで英作文を書いてみて、家庭教師の添削を受けていました
その途中で、長男が、「例文を覚えてから英作文が書きやすくなった」と言っていました
英検2級本番では、ライティングは16点満点中15点をもらうことができました
家庭教師からは、「(準2級レベルの簡単な語彙、内容であっても)文法的な間違いがなかったのが良かった」とのコメントをいただきました
英検2級ライティング対策(内容)
小学3年生のお子さんなので、問題の内容を理解してその応答を書かなくてはいけない点を注意してみてあげてください
英検2級ライティング問題では準2級と同じく、生活・環境・教育などが頻出出題分野ですが、やや、主人公が学生から大人に移っています
うちの子が答えられなかった質問の例
・消費者は広告に簡単に影響されすぎか?(2012年第一回 英検2級スピーキングで出題)
・人々はネット上の情報を簡単に信じすぎか?(2018年第一回 英検2級スピーキングで出題)
この他の子供には難しい質問の例として、中学生で英検2級に合格されたオープンチャットメンバーさんのお子さんは「電子投票」についての質問が答えずらかったそうです
ライティングとスピーキングで、同じような問題が出ます
ライティングとスピーキング両方の対策として、スピーキングのQ3、Q4の過去問でたくさんの問題について意見出しの練習をされるといいと思います
たくさんの問題で意見を出してみる理由は、知らないテーマに当たる可能性を下げるためです
スピーキングの過去問を使う理由は、ライティングよりも過去問がたくさん手に入りやすいからです
・英検2級ライティングは2016年度から始まったので、2015年度以前の過去問がない
・スピーキングは6回過去問集に収録されている問題数が多い。ライティングは6題しかないが、スピーキングは試験12回分のQ3とQ4で24題ある
もちろん、スピーキング問題を使わずに、ライティングの問題集やネット上の予想問題を使ってもいいと思います
オープンチャットメンバーさんより、英検2級ライティングは語数が増えるだけでなく内容も高度で小学校低学年のお子さんが苦労している、とのコメントをいただきました
小学校低学年で英検2級に取り組んでおられるのがすごいですね!
メンバーさんの体験談やコメントはLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます