小学3年生で英検準2級を受検予定のお子さん、ライティング対策の相談をいただきました
リーディング、リスニングの正答率は十分、昨年2年生時点から塾では「合格確実」と見込まれているお子さんです
あとは、ライティングがなんとかなれば受かります!
小学3年生のお子さん 取り組み状況
一週間後に英検準2級を受ける質問文中のproduct、invent、develpmentといった英単語を混同して、質問の意味を正確に理解できていなかった
模範解答を読んで聞かせてその訳文を説明して、それから日本語から英訳。半日かかった
親子で国語辞典をひいて日本語の意味を確認しながら英作しているが、このペースでは日が暮れる
お子さんの英作文を拝見しました。きれいな字ですね
頑張って書いておられる様子が伝わってきます
「小学生には難しめのテーマや単語 質問の意味をかんちがい」の対策
対策1:ライティングの問題は2回読む
英検英作文はたった1問での勝負なので、問題で聞かれていることを勘違いして書きはじめてしまうと致命的です
※2024年度からはライティング問題が2問に増えます※
落ち着いてもう一度読むことで、質問を誤解したまま書き始めるリスクが減ります
オープンチャットメンバーさんからいただいた情報では、英検英作文では設定をかなり特定した出題が見られます
例)観光地は ” 車いす利用者に ” 十分配慮しているか?
事前に練習した中に「似た問題」があっても、練習で書いた英作文を丸ごと使えるとは限らないので注意してください
きかれている内容やきかれ方に合わせた解答を作成する必要があります
私自身は、英検1級二次試験を受ける前に10年分以上の過去問で練習しました
その中には「とても似ているけど少し聞き方が異なる」質問が繰り返し出ていました
対策2:質問を日本語に直す
母語方式で英語を学ばれているお子さんではこの限りではありませんが、よほど英語優位でない限り、害はないと思います
今回の場合では、問題文に含まれていた単語「products」と他の英単語の意味を混同したという事でしたので、日本語に直して確認すれば「invent」や「development」はお店では買えないので、質問文の意味が通らずおかしいと気づきます
「小学生には難しめのテーマや単語 質問の意味が分からない」 の対策
対策3:過去問と予想問題をたくさん読んでおく
過去に準2級英作文で「presentation(発表)を学校で指導するべきか?」というような出題があり、子供泣かせだったようです
過去問や予想問題の中で単語や英文の意味がわからないものがないか、チェックしておくことが大切です
全ての質問に対して英作文を作成するのではなく、問題を日本語で言うだけです
うちでは、英作文問題に限らず英検の勉強全般において、すべての英文を日本語訳させることはしませんでしたが、理解があやしいかな?と疑われた場合は、その部分を日本語で説明させていました
スピーキングの意見を問う質問とライティングの質問は出題傾向が同じなので、スピーキングの質問も確認してください
対策4:分野別の頻出語句を覚えておく
「英検〇級英単語」といった単語帳の英単語とは別に、英作文問題集にまとめて載っている分野別の頻出ワードを覚えておくと安心です
リンク
こちらの英作文対策問題集「完全制覇」シリーズでは「英作文で使えるWords & Phrases」としてまとめられています
(アマゾン商品画像:8ページ 書籍の構成紹介参照)
(「英作文で使える~」とありますが)これらの単語は、能動語彙(自分が発信するときに使える語)に出来なくてもいいです
受動語彙(聞いて読んで意味が分かる語)レベルでいいので、幅広い語をマスターしてから英検本番に臨んでください
対策5:ひとつ上の級の過去問や予想問題もチェック
準2級を受けるなら2級の過去問を、2級を受けるなら準1級の過去問を確認しておくと、さらに安心です
英作文添削
元の英作文がないので分かりにくいと思いますが、LINEオープンチャットでの添削例として参考に掲載します
最初の文(イントロ)と最後の文(コンクルージョン)は繰り返しでいいです
準2級はWhich+比較級の形での出題が多いです
it is goodに変えずに、もう一度it is betterと書きます
productsを2回目はgoodsやthingsに変えるのはいい事だと思います
同じ単語を繰り返し使わずいろんな単語を使った方が、点数が高く出ると言われています
うちでは、英作文の最初の文は「I strongly believe~」、最後の文は「I think ~」と少し変えて書くことにしていました
複数のオープンチャットメンバーさんより、子供向けのライティング定型文の提供や英作文添削、その他アドバイスをいただきました
相談者さんの学習状況詳細や他メンバーさんからのアドバイスは、LINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます