くもん3教科最終教材終了 塾なし県立トップ高の子

2021年2月

英検準会場で行った塾でもらった「大学入試共通テストを説明した冊子」を、ある高校生のお母さんに差し上げました

中学までくもんにいっていた以外は高校受験時も塾なし、と聞いていて、あまり教育に興味がないのかな?と思って、親切のつもりでした

そしたら、後から分かったのですが、その高1のお子さんは、くもん3教科最終教材修了者でした(高校範囲までのくもん教材をやりきって、内部の認定テストに合格しているということです。つまりすごい)

なぜ気づいたかというと、通っていたくもん教室に、名字が一致する子がいたんです
(実名、学年入りの進度一覧表がくもん教室の玄関に掲示されていました)

高校は県立トップ校でした💦
いくつかあるトップ高のひとつではなく、地元でブランド?の本当の単独トップ高です

高校受験塾なし、は、塾にいかなくても大丈夫だったから、なんですね😅

そのお子さんは、うちが受けようと思っている私立中も塾なしで余裕合格だったそうです

合格発表で受験番号が載ってないのは、20番に1個くらいだったとか。つまり受かりやすい学校なんです

うちが中学受験のため通塾予定だと話すと、「塾に行かなくても受かるよー」と軽く言われました😓

この方、私立中は冷やかしに受けただけで、行ってません

モチベーションの為でしょうか?別にいいんですけど…

このお母さん、子供の勉強めちゃくちゃ見てました

高校生のお子さんに英単語チェックしてるって言っておられました

「うちは子供が一人だから出来たけど、二人だからねー。難しいと思うわ」
と、言われましたが、人数以前に、親も子もうちとは性質が違う感じでした💦

多読たっぷり→文単1回読みで英検リーディングスコアUP

こちらは、オープンチャットメンバーさんのページです

メンバーさんのプロフィール

このメンバーさんの記事
小学1年生で自力読み開始、小学3年生でHarry Potter読了
英語多読開始からHarry Potterを読めるようになるまでのモデルケース
小さい子が英語の本を楽しく読むための工夫
スムーズに読書レベルを上げていく小技集
電子書籍よりも、あえて紙の本を選ぶ理由
「文で覚える単熟語」で英検リーディングスコアUP(本記事)

LINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」では、母語方式で英語を習得されたお子さんや、小学生のお子さんが多く、1語1訳で覚えていく形式の英検単語帳を使わずに英検対策をしたい!と考える親御さんが多いです(それはそうですよね、、)

そんな中、英検教材の中で人気なのが「旺文社 文で覚える単熟語」です

おうち英語、多読で育った小学3年生のお子さんが「文単 準2級」を使った体験談を紹介します

旺文社「文で覚える単熟語」の紹介

文で覚える単熟語 出版社公式サイト

英検3級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]

英検準2級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]

英検準2級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]

英検準1級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]

英検1級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]

文で覚える単熟語『文単』は、長文系の単語帳です。

普通の単語帳のように英単語と日本語が対になっているタイプではなく、英語の長文を読むことによって、その中に使われている英単語が自然に入ってきます。

会話よりも説明文を聞きたい場合にも、文単の音声が使えます。まさに長めの説明文です。

動画でもAudibleでも、子どもが理解できるギリギリの速さ・内容のものを選ぶのが大切、とどこかで見ました。

あまり速すぎたり難しすぎても心に残らないので、その子に合わせた動画・音声の選定って、難しいですね。

音源をスマホで流せば、再生スピードも速くしたり遅くしたり調整できます。

****管理人補足*****

改訂3版までは音声CDがついています
2022年7月改定の4訂版からCDは付属しません
旺文社のアプリ「英語の友」と音声ダウンロードは無料です

アプリ「英語の友」公式サイト

≪文で覚える単熟語 音声ダウンロード≫
英検1級 英検準1級 英検2級 英検準2級 英検3級

≪CDが欲しい人向け。文で覚える単熟語3訂版≫

英検3級 文で覚える単熟語3訂版
英検準2級 文で覚える単熟語3訂版
英検2級 文で覚える単熟語3訂版
英検準1級 文で覚える単熟語3訂版
英検1級 文で覚える単熟語3訂版

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「文で覚える単熟語」のやり方

英検準2級の文単を読んでみましたが、1トピック30~60秒で、1日5トピック読む(または聞く)だけなら、5分で終わり、子どもにも負荷かからなかったです。

トピックも、生物や科学など好きなテーマは楽しんで読んでました。1冊に80トピック載っていました。

文単の長文を読んで、分からない単語にフリクションで線を引かせました。あとで私と一緒に確認すると、だいたい3パターンに分かれました。

①「えっ、これ知ってるよね?○○に出てきたあの言葉だよ!」と言うと、「あー、あれと一緒かぁ!知ってる知ってる!」→線を消す

②人の名前や、街の名前に翻弄されてる。「あー、人の名前なんだー」 →線を消す

③本当に知らない。日本語でも知らない。traditional 、community など、口頭で説明しても、いまいち理解できてない →線は消さない

1周終わったあとで、1回説明したから分かるかな?と思って、5ページだけもう一度読んでもらったけど、線はほぼ消えませんでした。

子供も1回読んだ文をもう1回読むのは嫌そうだったので、2周目はしないことにしました。

「文で覚える単熟語」の効果

英検準2過去問のリーディングが文単を読む前:46%→読んだ後:75%に伸びました。

パート1は12/20→17/20になりました。

リスニングは97%→97%でした。

過去問→文単(2~3週間)→過去問、と、行い、その間はいつもの多読・多聴以外には何もしてなかったので、文単の効果かなぁと思ってます。

単語リストや問題のページは使ってません。

先に書いたように、1周だけで、繰り返しはしませんでした。

「文単」を読むだけで英検問題正答率が上がった理由

その後、下の子も3級・準2級の文単を読みました。

見ていると、あれ?この単語知ってるはずなのに読めないんだ?と思うことが多く、文単の音読で1度読めるようになったあとは、他で出てきても「読める」「理解できる」状態になりました。

つまり、文単で、全く知らない語彙を覚えて効果が出たわけではなく、音では知ってて、文字では出会ったことのない語彙に出会うことによって、「読める」「理解できる」状態になり、リーディングが上がったんだなぁと思いました。

うちは、子どもは多読・多聴で英語を身に付けてきています

うちと同じように、母国語方式(耳)で英語を身に付けてきた子には、文で覚える単熟語の英文を読むのは、上記のような効果がある気がします。

ただ、1回読むと、同じ文章は2度目読むのはおもしろくないと言って読んでくれないので、オープンチャットで紹介されていたEssential English Wordsや、他の長文系教材も読んでみようと思ってます。

文単効果、すごいですね😆

そして、今回のメンバーさんの分析で、うちの子に文単音読させても効果が???だった理由も納得しました

読むよりも聞いた方が理解しやすいお子さんには、そのギャップを埋めるために文単が効果的ということですね

うちは、片方の子は一応「リスニングって読まなくても読んでくれるからラク~」と言ってますが、それもおそらく英検3級会話文レベルまでかな

もう一人(くもん英語やってたけどEペンシルは1回しか聞かない子)は、圧倒的に読んだ方が楽な子です

うちの英検対策は、単語は単語帳と過去問から拾ったものでカバーして、「文で覚える単熟語」は英検準2級と2級のものを「英検っぽい文章慣れ」「小学生に身近ではない話題慣れ」のために、ただ音読させていました

メンバーさんのお子さんのように劇的な効果は期待できませんが、車で流しておくのに良さそうなので英検準1級文単を購入検討しています

(管理人)

~メンバーさんのプロフィール~
小学校3年生でHarry Potterなどのチャプターブックを読みこなし、英検2級一次試験合格、英会話も流ちょうなお子さん&同じく英会話と英語多読を習慣化されて1年生で英検4級合格のお子さんのご兄弟。おうち英語中心でお母さんも英語勉強中

【C42-1】小3で英検2級受検 英単語、英文の意味は英語で説明したほうがいい?

小学3年生のお子さんが、習い事の年上のお友達の影響もあり、自ら英検の次の級を受けたいと取り組んでおられるそうです!

英検2級受検に向けての、勉強方法の相談をいただきました

小学3年生のお子さん 取り組み状況

・過去問演習中心の対策で英検準2級に合格

・半年後には英検2級を受検したい

・友人に「日本語に訳していたら時間が足りなくなる」と言われた

・「英語で説明したほういい」とも言われたが、そうなのか?

お友達は、「英語の問題」なのだから英語で説明して英語で理解させればいい、そうしないと小学3年生の処理能力では時間内に問題を解ききれない、と心配されているのですね

まず、現在の英検は中学・高校のテストとは異なり、日本語を介さずにすべての設問に答えられる出題形式になっています

ですので、英検対策を進める中で日本語と英語を行き来する必要は、必ずしもないです

年少者には「英語で説明したほういい」のか?

これは、お子さんによります

英会話がネイティブの同年齢レベルのお子さんの場合は良いと思います

今回の質問者さんの場合は、特に母語方式で英語を学んでこられたわけではないので、「英語で説明」が効果的かどうかは疑問です

そして、質問者さんもおっしゃっていますが、日本の家庭ではハードルが高いです

「いちいち日本語に訳させる必要なし」という意見には、賛成です

「分かる」ということと「翻訳する」ということは別の技能だと思います

「英語で説明したほういい」場合と、期待できる効果

教える方が「英語で説明」できて、子供が「英語の説明」を理解できるならば、「英語で説明したほういい」と思います

今回、質問者さんのお友達の意見では、日本語に訳していると解答時間が足りなくなるから、素早く理解するために、親は英語で説明して、子供に英語で理解させた方が良い、と言うことだったかと思います

私は、時間を間に合わせる以外にも「英語で説明」には良い効果があると思います

単語や文章の意味を英語で説明してもらうことで、語彙力、言い換える力が増すと思います

そして、その「言い換え(パラフレージング)」こそが、英検リーディング問題で解答を見つけるために必要となる力です

また、どうしてそういった答えになるのかなどを、英語でレクチャーしてもらえば、先生の論理展開を真似て、「〇〇ゆえに△△」という文章を上手に作れるようになりそうです

これは、英検ライティングとスピーキングでも役立つスキルです

英検2級リーディング問題の説明 うちのやり方

(質問者さんのお友達は4技能すべてについて「英語で」と言われていると思いますが、こちらでは、一番単語レベルが高くて文章も複雑で説明を要する、「リーディング」を中心にお伝えします)

子供が英検2級対策を始めたのは4年生の秋で質問者さんのお子さんより少し年長でした

リーディングの長文問題では、意味のとれて無さそうな部分のみ、私が日本語で説明したり子供に説明させたりしていました

翻訳ではなく、説明です

子供に完全な日本語の訳文を言わせるのは難しいです

間違えた問題にかかわる部分を中心に、

・『誰が○○したのか』

・『△△は充分大きかったのか』

・『○○だったことによって、◻◻出来たのか、それとも出来なかったか』

などの聞き方で、理解度を確認しながら正解に導くようにしていました

「英語で説明」は、残念ながらうちでは成立しませんでした

公立中学校の英語の授業が英語で行われるようになると聞いていたので、その準備をしなくてはいけないと思って英語での説明を試みたこともありました

しかし、子供の拒否が強かったので諦めました

『ママの言ってること、さっぱり分からん』と言われてしまいました

ちなみに、現在(国際コースなどではない普通の)私立中学校に通っていますが、英語の授業は日本語で行われています

「英語で説明」してくれるレッスンもある

家庭では「英語で説明」の対応ができない場合、外国人やバイリンガルの先生のリーディングレッスンを受けてもいいと思います

長男の英検2級対策で家庭教師をお願いしたスクールは、英検4技能の対策をネイティブ講師から受講できるスクールでした

使用教材も、旺文社の「英検集中ゼミ」、「英検予想問題ドリル」、「英検過去6回問題集」など、英検対策のために設計された日本の教材を使ってくれます

(長男は、日本人講師を希望したので、日本人講師(バイリンガル講師)に日本語で指導していただきました。外国人講師と日本人講師のレッスン料金は同じでした)

オンライン英会話スクールでも、英語で英検問題の解説を受けられるとことがあると思います

例えば、ネイティブキャンプでは、「フリートーク」を選択して持ち込み教材でのレッスンが可能です

自分自身は英検一級のスピーチ原稿の添削や面接対策を、子供にはディズニー英語教材の本読みとQandAをやってもらいました

ネイティブ講師と勉強したいのは、スピーキングよりもリーディング

外国人の先生と英検対策というとスピーキング対策のイメージがありますが、私はむしろリーディング対策の方が、外国人の先生と英語でやり取りしながら行う価値があると思っています

英検スピーキングは、出題形式は決まっていますが、その場でのやり取りであるため試験形式が理解されにくいのか、外国人の先生は厳密に英検形式に沿ったレッスンをしてくれない場合が多いと感じています

また、自由回答で採点に幅がある(1問につき、0~5/10/15点)ため、先生、子供、親の誰にも「英検で求められる」正解が分からない中での、先生主導のレッスンとなります

外国人講師の英検スピーキングレッスン体験談

・質問を、聞き返していないのに2回繰り返し読む

・画面共有で面接カードを見せずに面接官の台本を見せる

・Why?/Why not?を子供のYes./No.を待たずに言ってくる

・英検公式の解答サンプルに従っているのに自分のスタイルに直させる

オンラインスクール4社からの実例です。残念ですが、外国人講師との英検スピーキングレッスンではこれが普通と認識しています

日本人講師は、日本で発行されている英検参考書などでスピーキング形式と採点基準をよく勉強しています

なにより、日本人講師や教員は「自分が教えた生徒が、実際に英検スピーキングで何点をつけられたのか」という情報を持っています

私が日本人講師から英検一級のスピーキングレッスンを受けた際に、ほんのちょっとしゃべった後に「あなたの発音は10点満点中7点が付くでしょう。多くの人が、ちょうどあなたのような感じです」と、ピンポイントで判定されて、大変心強く感じました

一方、英検リーディングは印刷されている問題を子供、親、先生が同じものを見ていますし、解答方法は記号選択式で正答が決まっています(1問につき、正解or不正解しかない)

外国人の先生にも試験形式や求められている解答がはっきり伝わり、もし逸脱していても親や子供が気づきやすい分野です

複数の日本人の先生と、複数の外国人の先生の英検スピーキングのレッスンを経験した今、状況が許すなら(通っている学校や塾で機会がある、レッスン費用を払えるなど)、お子さんの英会話スキルに関わらず、英検スピーキング対策には「日本人講師」と行う方が効率的だと感じています

同じく小学3年生のお子さんが英検2級の勉強中のオープンチャットメンバーさんからもコメントをいただきました

日本語に訳さなくても良いという考えに賛成、また、日本語が難しい英検2級単語帳の代わりに使った教材の紹介などをいただきました

メンバーさんのコメントはLINEオープンチャット「小・中学生の英検をサポートする親」の同じ番号のノートから見ることができます